雷鳥の里

記事書くたびに前回が化石になってるのやめない?

推しカプがデートした成田山公園に行った日記と当該作品の宣伝

 成田山へお散歩に行ってきました。タイトル通りです。「よし今日だな、行こう!」と思い立ち、手ぶらで家を飛び出しました。

 枚数は少ないですが主に写真をまとめる目的で日記にしておきます。

 

事のはじまり

 私の大好きな漫画作品である「ぎんしお少々(芳文社/まんがタイムきららにて連載中)」の10話で、登場人物の鈴とまほろがこの成田山公園でデートをします。詳しいお話や登場人物の関係などはここでは割愛しますが、私はこの10話が特にお気に入りで、このたび10話がきららベースに掲載されたこと、作中のキャラクターや作者の若鶏にこみ先生の「秋に行って!!」という熱い宣伝(?)を受け、このたびの突発撮影クエストが発生したわけです。

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成田駅~総門

 10時過ぎに千葉駅を出発。千葉に住んでそこそこ経ちますが、千葉駅から東にはほぼ行かないので、思っていたより急激に田舎になっていく景色にややテンションが上がりました。

 30分ほどで成田駅に到着。これは早とちりだと後で判明しますが、到着ホームの向かいの電光掲示板に出ていた千葉行の間隔が1時間あったので「ぎんしお、マジじゃん!」とさらに嬉しくなると同時に、これは帰りに向けて計画的に動かねば、と若干身構えました。

 駅を出て地図で方角を確認し、表参道という明らかにそれっぽい道に沿って成田山へ向かいます。車道の舗装からして普通の道路と違っており、道に迷う心配はなさそうです。歩道や道沿いの店舗は新しく綺麗な印象を受けますが、全体的に背の低い建物で統一されていて、観光地として雰囲気を大事にデザインされているのかな、と感じました。

 しばらく進むと、清水寺前の土産屋通りを思わせる下り坂が現れました。自分はこれから山に登るものだと思って歩いていたので少々面喰いましたが、周囲の様子からもここで間違いなさそうなのでそのまま下っていきます。

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 ここ歩いてて思ったんですが、食事処が悉く、うなぎ・寿司・天ぷら・蕎麦なんですよね。つくづくJKと社会人の1年生がデートする場所じゃなくて、まほろさんの不器用、出てるな~、と笑顔になりました。「しこたま遊んだ」と表現するくらいだし、この近辺のどこかで一食は挟んでるのかなと思います。ここの少し手前には綺麗なサンドイッチなんかが載った看板を出してるお店も見かけましたが、鈴さんに引っ張られてそういうお店に入ったのか、それとも「大人」の力を見せることができたのか、どっちにしてもまほろさんは可愛いですね。

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 総門に着きました。でかい。豪華。

 

例のエレベーターと成田山公園

 ここから作中に出てきた場所を探して歩きました。単純に暑かったのと寺社仏閣の類はどこまで撮影していいかわからなかったので建造物は端折ります。

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 道中、個人的にエモを感じた画。登り切った先に空しか見えない坂ってなんかいいですよね。

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 まほろさんがエレベーターに乗り、鈴さんが階段で先回りしていた場所です。エレベーターは2基ありますが、作中でまほろさんが乗らなかった側は現在停止中でした。人の多い休日だけの稼働だったりするんでしょうか。

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 エレベーターから少し進むと右手は薄暗い林になっていて、そこへ降りていく階段があります。この先、作中では端折られているのですが、滝と飛び石のある小川があり、そこの雰囲気がとても神秘的でした。

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 そもそも今回ここへ来るきっかけになったのが、作者の若鶏にこみ先生の、成田山公園の写真のリツイートとともに発信されていた「初見の成田山公園で一番ビビッた空間だ……」という発言なのですが、目にしたらそういう衝撃が一発で伝わる場所です。すごい。

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 ここも実際に行ってほしいのですが、私の乏しい表現力だと「セレビィが出そうな空間」となります。

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 小川にはおそらく複数の鳥がいたのですが、ちょっと小さめの鳩しか撮れませんでした。鳩は撮るのが(比較的)楽で可愛いね。

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 ここからまた作中で出てきたゾーンに戻っていきます。まほろさんがモミジに気付き、紅葉シーズンに思いを馳せるシーンがありますが、本当に「今」でした。

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 一様に赤くなっているのではなく、緑と混ざり合っていたり、池に映っていたり、逆光に透けていたり、様々に楽しませてくれます。すぐに出発を決めて本当に良かったです。

 

おわりに

 ぎんしお少々10話の掲載中と紅葉シーズンの内に間に合わせたいために、朝にTwitterを見て出発を決め、その日のうちに記事を書く荒っぽいやり方となってしまいましたが、少しでもこの作品と成田山の良さが伝わっていたら嬉しいです。私自身、所謂聖地巡礼という行為はしてこなかった人間なのですが、今回のことを通して、作品外でも素敵な出会いがあると知ることができました。

 雪はあまり期待できなそうですが、近いうちにまた行ってみようと思います。

 ありがとうございました。

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 雰囲気は異なりますが前作も面白いのでおすすめです。桃色。

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